新薬の公的コストが国家財政の大きな負担となり、そのまま放置すれば国家財政破綻となり日本国は沈没に帰す、という話は世事に疎い私の耳にも聞こえてくる。
この国家的な危機についての解説が、先日、図書館から借りた月刊誌『新潮45』(2015年11月号)に掲載されている。里見清一という臨床医の特別寄稿『医学の勝利が国家を滅ぼす』がそれだ。
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この特別寄稿は、臨床医の立場から、私のようなド素人でもナルホドと理解できる言わば啓蒙の記事であり、警鐘の記事でもある。
確かに此の問題を放置すれば日本国沈没は必須であろうことは、此の記事に書かれた具体的事例を読めばよく分かる。
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日本国の其の財政破綻を救う唯一の処方箋は、筆者によれば以下の結論となる。
即ち、以下を法制化する。
『75歳以上の全ての日本国民の患者の延命治療は禁止し、対症療法のみとする』
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この法制化の理由と根拠を、此の記事(5頁)で丁寧に具体的に分かり易く説明していて私も大賛成である。
人生に病はつきものである。病者にとって如何に其のQOL(生活の質)を保つか、それは我々にとって極めて身近な問題である。
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できたら、この記事を読まれることを勧める。